佐藤邦雄さんの絵本 宮城県石巻市の保育園に到着
子どもたちが大喜び
財団法人「小さな親切」運動大阪本部は東日本大震災被災地の子どもたちへ絵本を送ろうと企画、日本を代表する動物イラストレーター佐藤邦雄さん(大阪在住)の協力を得て、被害のひどかった宮城県の災害対策本部へ送ることにしました。ところが、「今、宮城県の倉庫は、どこともいっぱいで、送って頂いても保管出来ない状況。空いたら県のホームページでお知らせしますので、それを確認して送って下さい」ということでした。
ところが、いつまでたっても倉庫が空かないのです。やむなく、もう一度、宮城県災害対策本部に電話して被害のひどかった市町村を紹介してもらいました。そして、まず電話したのが石巻市。同市は人口16万人。仙台市に次ぐ宮城県第2の都市です。今度の地震で南部が大きな被害を受け、5月の段階で死者、行方不明者を合わせて5千人近くに上っています。
石巻中央児童館に電話したところ、絵本なら喜んで受け取りたいということでしたので、6月15日、佐川急便を通じて、イヌとネコが一緒に縄飛びをする動く絵本「パラパラブック」800冊をはじめ大型の壁かけカレンダー、卓上カレンダー、それに以前、私どもが佐藤さんのご協力で発行しました大阪本部発足40周年記念標語集(親切を受けたら笑顔でありがとう)、食育読本(おばあちゃんからの贈物―いただきますごちそうさま)などの絵本を大型ダンポール4箱分送りました。佐藤さんの絵本は、どれもユーモア溢れる動物の表情が見る人の目を楽しませてくれます。
送ってから数日後、石巻市の「湊保育所」の若生眞理子所長さんからお礼の電話がかかってきました。
「絵本やカレンダーの動物の表情が楽しく、子ども達がみんな大喜びしています。本当に有り難うございました。この「石巻中央児童館は、石巻小学校の敷地内にあるのですが、ここに三つの保育所児童106人が避難してきています。この中には、津波で親を失った子もいます。その子たちがこんな嬉しそうな表情を見せているのは、この絵本のおかげです」。
いい機会でしたので、
「私どもがやれることがありましたら、遠慮なくおっしゃって下さい」と聞いてますと、こんな答えが帰ってきました。「それでは、お言葉に甘えて申し上げます。救援物資はいろんなものが参りますが、その中に、子どもたちが必要としているもの、喜ぶものが意外と少ないのです。例えば、これから暑い夏を迎えてのピニールプール。野球のグローブ、パット。「よーいドン」のスターター、ゴールのテープ。運動会を開くためのいろいろな道具などを欲しがっている小学校、幼稚園などもあるようです」。私どもは、この希望を伺って、早速、子ども向けの第2の支援に立ち上がることにしました。会員さんの中で、こうした品物をお持ちの方は、ぜひ、私どもへご連絡下さい。集荷次第、現地にお送り致します。宜しくお願い申し上げます。





