「使用済み切手 捨てればごみ 集めれば国際協力」
日本キリスト教海外医療協力会の大江総主事に聞く
「使用済み切手 捨てればごみ 集めれば国際協力・だれもが出来る国際協力」を合言葉に
使用用済み切手を集めている団体があります。社団法人「日本キリスト教海外医療協力会(J
OCS・小島荘明会長)がそれです。その実行部隊の責任者である総主事の大江浩さんが、こ
のほど私どもの大阪本部事務局を訪ねて来られましたので、いろいろお話をお伺いしました。
以下はそのあらましです。
このJOCSは、これまでにアジア、アフリカへ医師、保健婦、助産婦、看護師、理学療法士
を派遣、現地で協力活動をしています。アジアでは、ネパール、バングラディシュ、カンボジア。
今年からパキスタンにも医師、看護師さんが派遣されています。治療といっても、病院や診療
所のないところが多く、村々を巡回して治療に当たっています。アフリカでは今年からタンザニ
アに医師一人が常駐。
どことも医師不足で、診療所に行くのに1週間もかかる地域があります。カンボジアの貧しい
地域では、病気になったら、治療を受ける見込みが立たず、10人の内、9人が自殺に追い込
まれるケースもあります。欧米諸国では、プロテスタントの医療伝道が盛んですが、地域は、
都市部が多いようです。
私どもの海外派遣は、1期3年間。中には、ネパール駐在のお医者さんのように18年間も
おられる方もあります。また、一方では、現地で保険医療を学ぶ人に奨学金を支給、地域医
療を支えています。その受給者は、今年現在で、ウガンダ30人、インドネシア29人、ネパー
ル26人、その他の国も合わせて106人が、この奨学金で勉強しています。
使用済み切手は、10キロ・グラムたまると、コレクターが12、000円で買ってくれます。いま、ざっと1,000人のコレクターがいます。この人たちの選択の目は、まちまちです。例えば、 平成11年11月11日と通し番号で押されたスタンプに価値を置く人、切手の図柄から特別な キャラクタ−だけを集める人などいろいろ。
この使用済み切手の換金額は、10年前まで、年間20,000,000円を超えていましたが、 今は12,000,000円に減っています。これを以前の金額まで戻し、海外での医療活動を 充実させたいのです。ぜひ、皆様のご協力をお願い申し上げます。 なお、私どもの財団法人「小さな親切」運動大阪本部は、38年前の昭和44年、財団発足当時から使用済み切手の収集を行い、そのすべてを、JO CSへ寄付してきました。今後とも一層のご支援をお願い致します。「はさみ1本、切手1枚から始まるあなたの国際協力」に期待しています。